Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
そりゃモモとは、あんな(モメた)カンジになったし…


この現実だって、モモが自分で選んで
して来た事の結果だ。


だけど…


アタシはモモの事、たまに気になってたし…

アタシがもっと違う関わり方してたら、
違う結果もあったんじゃないかって…


後悔にも似た動揺が押し寄せる。



「だーかーらァ…
罪滅ぼしに、俺らの事慰めろよ。

得意だろ?
つか、オマエにはそれしかねーだろ!」

高橋の言葉は頭に入んなかったけど…


「マジかっ!?
うおっ!俺、萌えてきた!!」

仲間達の盛り上がる声で、我に返った。


「コイツすげーテクニシャンだから、
楽しませてもらおーぜ!」

腕を掴んだままの高橋の言葉に、
今更のようにヤバイ状況に気付いた…!



ふざけんな…!

つか…


どーしよう!!!



パニクりそーな自分を必死に抑えながらも、息苦しさに襲われる。



ブルブルブル…

突然、着てたパーカーのポケットに突っ込んでたケータイのバイブがなった。


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