Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
だけどオレは、それでも咲陽を気持ちごと取り戻す。必ず…
何を犠牲にしても守るし…
何を差し置いても助ける。
そんなオレに…
「どーしてもナオの事忘れらんなくて…」
信じられない言葉が…
縋るような潤んだ瞳が…
思考を、
心臓を、
時間を止めた…!
理性なんか、ブッ飛んだ…
唇を奪って、
その合間に見つめた咲陽は…
あの頃と同じ照れくさそうに、切なげで、たまんないふうで…
オレを壊す。
重ねた唇から伝わる愛。
狂おしいほどの愛しさに支配されて…
貪るように、唇から咲陽を欲した。
それは当然のごとく…
報いの刃となった。
「どーゆー事スか!?誠治さん!!」
井出工務店から請け負ってた案件が、
作業開始直前に打ち切られた。
「悪いな、他んとこに頼む事にした」
「それ、ルール違反じゃないスかっ!?」
誠治さんは呆れたようにため息をついて、睨むようにオレを見つめた。
「ルール違反はどっちだよ?」
どーゆー意味だ?まさか…
「S公園での事、山本(現場監督)が見てたぞ…
ずいぶん恥かかせてくれたな?」
何を犠牲にしても守るし…
何を差し置いても助ける。
そんなオレに…
「どーしてもナオの事忘れらんなくて…」
信じられない言葉が…
縋るような潤んだ瞳が…
思考を、
心臓を、
時間を止めた…!
理性なんか、ブッ飛んだ…
唇を奪って、
その合間に見つめた咲陽は…
あの頃と同じ照れくさそうに、切なげで、たまんないふうで…
オレを壊す。
重ねた唇から伝わる愛。
狂おしいほどの愛しさに支配されて…
貪るように、唇から咲陽を欲した。
それは当然のごとく…
報いの刃となった。
「どーゆー事スか!?誠治さん!!」
井出工務店から請け負ってた案件が、
作業開始直前に打ち切られた。
「悪いな、他んとこに頼む事にした」
「それ、ルール違反じゃないスかっ!?」
誠治さんは呆れたようにため息をついて、睨むようにオレを見つめた。
「ルール違反はどっちだよ?」
どーゆー意味だ?まさか…
「S公園での事、山本(現場監督)が見てたぞ…
ずいぶん恥かかせてくれたな?」