Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
「咲陽!
どーしたんだ!?
正月にはまだ早いぞ!?」
仕事から帰って来た親父は、家に居たアタシに驚く。
「はいはい、話は後で!
ご飯にするから着替えて来たら?」
母さんがその場をかわした。
夕方に帰って来たアタシは、母さんには事情を話した。
マユキの件で、話してもらえないキツさを痛感したから、今回はちゃんと話そうと思ったんだ。
だけど話した結果、親父には…
"彼氏からDVされそうで逃げてきた"
って伝える事になった。
"DVされた"つったら…
熱くなった親父が「訴える!」って、言いそうだから…
「なんだその男!!
父さんが話してやる!」
それでも充分熱いけど…
「だから浮気したのはアタシなんだって!
それに、ちゃんと別れるから大丈夫だよ」
「納得させれるのか!?」
「…
それ(納得方法)を今、考えてる…」
最低なアタシだけど…
少しでも伝えたい。
少しでも救いたい。
だって…
セージの事、キライになったワケじゃない…
セージへの想いがなくなったワケじゃない…
どーしたんだ!?
正月にはまだ早いぞ!?」
仕事から帰って来た親父は、家に居たアタシに驚く。
「はいはい、話は後で!
ご飯にするから着替えて来たら?」
母さんがその場をかわした。
夕方に帰って来たアタシは、母さんには事情を話した。
マユキの件で、話してもらえないキツさを痛感したから、今回はちゃんと話そうと思ったんだ。
だけど話した結果、親父には…
"彼氏からDVされそうで逃げてきた"
って伝える事になった。
"DVされた"つったら…
熱くなった親父が「訴える!」って、言いそうだから…
「なんだその男!!
父さんが話してやる!」
それでも充分熱いけど…
「だから浮気したのはアタシなんだって!
それに、ちゃんと別れるから大丈夫だよ」
「納得させれるのか!?」
「…
それ(納得方法)を今、考えてる…」
最低なアタシだけど…
少しでも伝えたい。
少しでも救いたい。
だって…
セージの事、キライになったワケじゃない…
セージへの想いがなくなったワケじゃない…