Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜

「酒、こんだけで足りんのか？」

「おー、みんな差し入れで持ってくっからな。
お、ワリ…」

トモのケータイが鳴って、話始めた…


「お前今日休みか？
…マジか！？
今、Mr Maxだ。
おー、頼むな」


「誰か来んのか？」

電話を終えたトモに尋ねた。


「おー、
家が店してるダチがな、
大量のお歳暮(貰い物)をくれんだと」


「だったら、あんま買わなくていんじゃねーのか？
トモのお歳暮もいっぱいあんだろ？」


「だな…
じゃあ後は、サヤオの要るもんだけ買っとけよ」





買い物を終えた頃…

「智さん！お疲れ〜ス」

やって来たトモのダチに…



心臓が驚きに揺れた！



それは、アタシに気付いた そいつも同じ
みたいだ…

「咲陽…っ！なん、で…？」



アタシは、困惑しながらハルを見つめた…



「なんだ？お前ら知り合いか？…

あ…まさか！
自分のオンナがヤられたって…
サヤオん事だったのか！？」


「サヤオ！？
あー…っと、咲陽の事っスよね…」

アタシを気遣ってかバラせずに、
戸惑いながらチラ見してきた。