Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
「トモは知ってるよ…
つかお前らこそ、なんでダチなんだよ?」

「俺らは、一緒に 皇 潰した仲間だ」


「え…っ、
皇 潰したのかっ!?」

トモの答えに食いついた。


「なんだ、知らなかったのか?
俺と春明が中心になって…
ちょうど4年前の今頃、ブっ潰したぞ?」


「ん…
咲陽ともう一人(久美)の落とし前、つけさせたかった…」

切なそうにアタシを見つめた。



ハル…


そっか…

ケリつけてくれたんだな…



ありがとう。



「で…
智さんは咲陽と、どーゆー…?」

「あー、俺っつーより…尚のオンナだ」


「ええぇッッ!!」

ものすごく驚くハルと、


「今は違ぇだろ!!」

慌てて否定するアタシ。


「違わねぇよ…
アイツは何よりもサヤオを大事に思ってる…
悔しいけど、俺の事よりな…」


ー「咲陽が困ってたら何を差し置いても助けるよ」ー


トモの言葉と、頭に浮かんだナオの言葉が…

胸を締め付ける。


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