Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
「…

飲まないのか?」

一緒に飲みたそーだけど…


飲んだら絶対ナオを襲う自信あるし!

「飲まねーよ…」


「まさか、ずっと飲んでないのか?」

「いや、マユキと居た時は飲んでたよ…
アタシの介抱係だから」


「…ふーん」

拗ねたふうなナオ。


なんだよ…?

まさかナオも、マユキにジェラってんのか!?


ヤバイ…
なんかニヤける…


「…

飲めよ…
今日はオレが介抱するから」


なんだそれ!
どーゆーつもりだ!?

「…

ナニ考えてんだよ…?」


「別にそこまで考えてないよ!」

って笑うナオ。


じゃあ、どこまで考えてんだよ!




だけどアタシは飲まなかった。


一緒に飲みたかったけど…
セージの事を考えると、酔ってらんない。




それから少しして、片付けの終わったハル達は帰ってった。



アタシとナオは、空白を埋めるように語り続けてた…


心配かけてた親の事とか…
久美やハルとの事とか…


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