Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
「今日、そっち(居住スペース)泊まっていーか…?」

咲陽と尚を見ながら、呟く智和。


「…いーよ」

「マジか!!」

舞雪の返事に喜んだが…


「勘違いしないで。
(咲陽と尚)2人っきりにさせたいだけ」

「あー…な、
ま、それでもいーけど」

どこか寂しそうな智和。


「…

また…
2人がいない時ね…」

照れくさそうに呟く舞雪。


「あ?
それって…」

「…しょーがないから、
エラそーなバカオトコの面倒みてあげる」


智和は驚いて舞雪を見つめると、
フッと笑った…


「今ん内に毒吐いてろ…
その唇塞ぐから…」

そう言って智和は、舞雪の後頭部に手を回して唇を重ねた。





ぉおっと!!見てしまった…

マジか…、とうとう…!



つか、よかったな…マユキ。


アタシの反応に、ナオも2人のキスに気付いた。


長々と熱烈なキスを繰り返す2人に…

アタシだけじゃなく、きっとナオも…
キスしたくてたまんなかったハズだ。


だけど…


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