Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
「つっても、今すぐ仕事回してもらえる
ワケじゃない…

誠治さんトコの仕事で繋いで、
当面の運転資金は俺がなんとかするよ」


「…っなんなんスか、尚さん…っ、

そこまでしてもらう筋合いねぇっスよ!」

そう吐き捨てて、俯く 龍。


「お前には感謝してんだ…

大丈夫だよ、お前なら。
アイツらの事、頼むな?」


唇を噛んで、震えるように揺れる肩をポンと叩くと…
龍は大きく頷いた。


< 285 / 316 >

この作品をシェア

pagetop