Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
アタシは、仕事が終わるとすぐに尚建を訪れた。
「今度はサヤかよ!」
「なんの事だ?」
「いーや、こっちの話!
それより仕事出たのか?
大丈夫だったか?」
「大丈夫…
つーかリュウ!
アタシに気遣ってんなよ!」
そー切り出して、尚建の危機を問い詰めた。
リュウはため息を吐きながら、渋々 尚建の現状を話してくれた。
「…じゃあ、ナオはどーすんだ?」
「それは解んねぇ…
聞いても、"オレの事は気にすんな"って、そればっかで…」
「…そっか」
きっとナオは…
今は自分の事より、リュウや従業員の事
が優先なんだろーな…
だったら…
アタシはそんなナオの力になりたい。
「運転資金の当て、あんのか?」
「今 尚さんが駆けずり回ってくれてっけど…
簡単には、な…」
「いくら、必要なんだよ?」
「…
あと2000万は、いるだろな…」
2000万!
ソープ時代…
孤独でなんの目的もなかったアタシは、
ほとんど稼いだ金を使う事もなく…
近い内に必要な分を差し引いても…
「それ…
アタシに出させてくんないか?」
「今度はサヤかよ!」
「なんの事だ?」
「いーや、こっちの話!
それより仕事出たのか?
大丈夫だったか?」
「大丈夫…
つーかリュウ!
アタシに気遣ってんなよ!」
そー切り出して、尚建の危機を問い詰めた。
リュウはため息を吐きながら、渋々 尚建の現状を話してくれた。
「…じゃあ、ナオはどーすんだ?」
「それは解んねぇ…
聞いても、"オレの事は気にすんな"って、そればっかで…」
「…そっか」
きっとナオは…
今は自分の事より、リュウや従業員の事
が優先なんだろーな…
だったら…
アタシはそんなナオの力になりたい。
「運転資金の当て、あんのか?」
「今 尚さんが駆けずり回ってくれてっけど…
簡単には、な…」
「いくら、必要なんだよ?」
「…
あと2000万は、いるだろな…」
2000万!
ソープ時代…
孤独でなんの目的もなかったアタシは、
ほとんど稼いだ金を使う事もなく…
近い内に必要な分を差し引いても…
「それ…
アタシに出させてくんないか?」