Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
その質問に、セージが口を挟んだ。
「昨日の夜、尚の案件がトラブったんだ。俺は接待だったから、今来てもらった。
いーからお前は、早く帰ってゆっくりしとくんだ!
また舞雪ちゃんに怒られるぞ」
確かに…
マユキにはナイショで出て来てる。
アタシは、追い出されるように会社を後にした。
つーか…
ナオに見られたくなかったな…
まぁ、ナオはなんとも思ってねーだろーけど…
季節は春(4月)…
風に舞う桜が、すごくキレイなのに…
なんか切ねーな…
その日から、ナオと会わなくなった。
「中断して悪かったな。
つっか言ってなかったけど、咲陽と付き合い始めたんだ」
「…
そ、スか…
咲陽の事、お願いします」
「言われるまでもねぇ。
咲陽は俺が幸せにする」
牽制するように強い目で訴える誠治。
「さ、続きやろーか…」
「誠治さん、コーヒーもらっていいスか?」
立ち上がる尚に…
「いーよ、俺が淹れてやる」
「あぁ、すいません…」
尚は煙草に火を着け、深く深く吸い込んだ。
「昨日の夜、尚の案件がトラブったんだ。俺は接待だったから、今来てもらった。
いーからお前は、早く帰ってゆっくりしとくんだ!
また舞雪ちゃんに怒られるぞ」
確かに…
マユキにはナイショで出て来てる。
アタシは、追い出されるように会社を後にした。
つーか…
ナオに見られたくなかったな…
まぁ、ナオはなんとも思ってねーだろーけど…
季節は春(4月)…
風に舞う桜が、すごくキレイなのに…
なんか切ねーな…
その日から、ナオと会わなくなった。
「中断して悪かったな。
つっか言ってなかったけど、咲陽と付き合い始めたんだ」
「…
そ、スか…
咲陽の事、お願いします」
「言われるまでもねぇ。
咲陽は俺が幸せにする」
牽制するように強い目で訴える誠治。
「さ、続きやろーか…」
「誠治さん、コーヒーもらっていいスか?」
立ち上がる尚に…
「いーよ、俺が淹れてやる」
「あぁ、すいません…」
尚は煙草に火を着け、深く深く吸い込んだ。