君、恋空 -あなたに恋した日々-
私の友達
ガタンッゴトンッーー...
いつもの通学電車。いつもの風景。
私のすんでいる町から隣町の学校まで電車で片道一時間。
見慣れた景色が続いていく。
「おはよー千沙!」
「ゆう!おはよー」
「ねぇ、知ってるー?今日転校生来るんだって !」
転校生...?だからこんなに騒がしいのか。よく見ると同じクラスの女子たちは
「転校生って女子かな?男子かなっ」
「なんかね男子らしいよ!」
「まじで!?イケメンかなぁー」
何て話してる。うちははっきり言って転校生にはあんまり興味ないなー
あ、私は川崎千沙。
今となりで喋っているのは親友の笹木優香。
私はゆうって呼んでる。
ゆうとは、保育園の時から仲良しで家も結構近い。
まあ、ここら辺じゃ大きい小学校は一校しかないからクラスの人のほとんど
が昔から知ってるけどね。
「千沙ー?何ぼーっとしてんの?」
「あ、ごめんっなんでもなーい!」
「そう?まぁ千沙がぼーっとしてるのはいつものことか。鈍感だし」
ゆう...それはさすがにきついわ
たしかにぼーっとばっかりしてるけどさっ!!
最後関係なくない!?
鈍感絶対関係ないわ。
「千沙さーん?着きましたよ?」
「えっもう!?」
「そうだよ。もーしっかりしてよーほらっいくよっ」
「はーい」
学校につくと予想通りクラス、いや学校中が大騒ぎ。
この学校、他の学校もだけど元々町の人口があまり多くないから
クラスは各学年2つずつ。全校生徒も200人いるかいないかくらいしかいな
いけど、基本みんな仲がいい...はず。
だから、転校生って聞くとどんな子かなって必ず全校生徒が盛り上がる。
キーンコーンカーンコーン...ガラガラガラッ
「ほらーみんなぁーはやく座ってー」
担任の鈴木あゆか先生。
すっごーくのんびりしてるけど、優しくて面白い先生。
みんな大好きなんだ♪
「えっと、今日はなんとっ転校生が来ていまーす!!
東京の学校から来た相田 凌輔くんですっ凌輔くん入っておいでー」
「...どうも。」
「「「「きゃあああああああああああああ!!!!!!」」」
え、なにこの歓声!?そんな盛りあがります!?
あーもう女子が興奮してるし。でも、よく見るとちょっとかっこいいかも?
って、あれこっちに来てるような...気が...
「久しぶり。千沙」
「...ほぇ??」
ナ、ナンデスカコレハ。
なんで転校生が私の目の前に...?
あー女子の視線がー...。なんでそんな興味津々なの!?
てか、この人誰!?会ったことあったっけ
「千沙、まさか俺のこと覚えてないの」
「え!?えっとー...あー...まぁ、うん。ごめん」
「まじかよっ俺だよ俺!!!」
いやいやいや、オレオレ詐欺かっ
えーっと...相田 凌輔...あいだ...りょうすけ....りょうすけー...ん?
凌輔?りょうすけってあのりょうすけ!?
「もしかしてーりょうちゃん???」
「おう!やっと思い出したか!!」
「おおー!!めっちゃ久しぶりじゃん!」
りょうちゃんは私の幼なじみで、小学校1年生のときに引っ越しちゃった
の。
「ん??凌輔くんと千沙さんは知り合いなの?
じゃあ千沙さん、凌輔くんを校内案内してあげてね。」
「あ、はい...」
「「「ええええぇーーーいいなぁ!!」」」」
「先生!私やりたいです!!」
「私も!!」
えっとー...みんなに譲った方がいいかな...?
「あのー...わたし...「俺、こいつがいいです。」
「はぁ!?」
思わず変な声が出てしまった私。びっくりしたぁー....
「やっぱり知ってる人の方がいいので。」
「んーそれもそうよねぇ。よし!今日は千沙さんに任せます!」
「まぁ仕方ないかー」
「だねー」
「千沙の方がいっかぁー」
...ほっ。みんななんとか納得してくれたみたい。
「ーーーチッ」
え!?誰だろ...舌打ちされたよね??
周りを見回してみると、
「....あー....」
クラスで一番目だつ存在の村山 夏蓮(むらやま かれん)がすっごい顔でこっち
をにらんでた。...やばいかも?
私はすぐに嫌な予感がした。
かれんは自分が一番!っていう意識が強くて常に自分が中心じゃないと気がす
まないタイプ。だから、勉強でも、運動でも恋愛でも常にトップ...だと思って
るみたい。実際はもっと上の子もいるんだけど....ね。
男子にはモテてる感じだけど、女子には相当嫌われてるかも。
実際彼氏をとられた子とかもいて、その子はいじめに近いこともされてたし
そんなかれんがこっちをずーーーっとにらんでいる。
あぁ、そういえばさっき『私案内したいですぅ』って言ってたな
どうしよ...
「ーーさ、ちさー千沙!!!」
「ふぇ!?ゆう呼んでた!?」
「もーさっきからずっと呼んでるし。
早く案内してあげなよ 凌輔くん待ってるし。」
「あー...うん。ごめん行こうか!」
「おう。よろしくな」
「いってらっしゃーい!」
ガタンッゴトンッーー...
いつもの通学電車。いつもの風景。
私のすんでいる町から隣町の学校まで電車で片道一時間。
見慣れた景色が続いていく。
「おはよー千沙!」
「ゆう!おはよー」
「ねぇ、知ってるー?今日転校生来るんだって !」
転校生...?だからこんなに騒がしいのか。よく見ると同じクラスの女子たちは
「転校生って女子かな?男子かなっ」
「なんかね男子らしいよ!」
「まじで!?イケメンかなぁー」
何て話してる。うちははっきり言って転校生にはあんまり興味ないなー
あ、私は川崎千沙。
今となりで喋っているのは親友の笹木優香。
私はゆうって呼んでる。
ゆうとは、保育園の時から仲良しで家も結構近い。
まあ、ここら辺じゃ大きい小学校は一校しかないからクラスの人のほとんど
が昔から知ってるけどね。
「千沙ー?何ぼーっとしてんの?」
「あ、ごめんっなんでもなーい!」
「そう?まぁ千沙がぼーっとしてるのはいつものことか。鈍感だし」
ゆう...それはさすがにきついわ
たしかにぼーっとばっかりしてるけどさっ!!
最後関係なくない!?
鈍感絶対関係ないわ。
「千沙さーん?着きましたよ?」
「えっもう!?」
「そうだよ。もーしっかりしてよーほらっいくよっ」
「はーい」
学校につくと予想通りクラス、いや学校中が大騒ぎ。
この学校、他の学校もだけど元々町の人口があまり多くないから
クラスは各学年2つずつ。全校生徒も200人いるかいないかくらいしかいな
いけど、基本みんな仲がいい...はず。
だから、転校生って聞くとどんな子かなって必ず全校生徒が盛り上がる。
キーンコーンカーンコーン...ガラガラガラッ
「ほらーみんなぁーはやく座ってー」
担任の鈴木あゆか先生。
すっごーくのんびりしてるけど、優しくて面白い先生。
みんな大好きなんだ♪
「えっと、今日はなんとっ転校生が来ていまーす!!
東京の学校から来た相田 凌輔くんですっ凌輔くん入っておいでー」
「...どうも。」
「「「「きゃあああああああああああああ!!!!!!」」」
え、なにこの歓声!?そんな盛りあがります!?
あーもう女子が興奮してるし。でも、よく見るとちょっとかっこいいかも?
って、あれこっちに来てるような...気が...
「久しぶり。千沙」
「...ほぇ??」
ナ、ナンデスカコレハ。
なんで転校生が私の目の前に...?
あー女子の視線がー...。なんでそんな興味津々なの!?
てか、この人誰!?会ったことあったっけ
「千沙、まさか俺のこと覚えてないの」
「え!?えっとー...あー...まぁ、うん。ごめん」
「まじかよっ俺だよ俺!!!」
いやいやいや、オレオレ詐欺かっ
えーっと...相田 凌輔...あいだ...りょうすけ....りょうすけー...ん?
凌輔?りょうすけってあのりょうすけ!?
「もしかしてーりょうちゃん???」
「おう!やっと思い出したか!!」
「おおー!!めっちゃ久しぶりじゃん!」
りょうちゃんは私の幼なじみで、小学校1年生のときに引っ越しちゃった
の。
「ん??凌輔くんと千沙さんは知り合いなの?
じゃあ千沙さん、凌輔くんを校内案内してあげてね。」
「あ、はい...」
「「「ええええぇーーーいいなぁ!!」」」」
「先生!私やりたいです!!」
「私も!!」
えっとー...みんなに譲った方がいいかな...?
「あのー...わたし...「俺、こいつがいいです。」
「はぁ!?」
思わず変な声が出てしまった私。びっくりしたぁー....
「やっぱり知ってる人の方がいいので。」
「んーそれもそうよねぇ。よし!今日は千沙さんに任せます!」
「まぁ仕方ないかー」
「だねー」
「千沙の方がいっかぁー」
...ほっ。みんななんとか納得してくれたみたい。
「ーーーチッ」
え!?誰だろ...舌打ちされたよね??
周りを見回してみると、
「....あー....」
クラスで一番目だつ存在の村山 夏蓮(むらやま かれん)がすっごい顔でこっち
をにらんでた。...やばいかも?
私はすぐに嫌な予感がした。
かれんは自分が一番!っていう意識が強くて常に自分が中心じゃないと気がす
まないタイプ。だから、勉強でも、運動でも恋愛でも常にトップ...だと思って
るみたい。実際はもっと上の子もいるんだけど....ね。
男子にはモテてる感じだけど、女子には相当嫌われてるかも。
実際彼氏をとられた子とかもいて、その子はいじめに近いこともされてたし
そんなかれんがこっちをずーーーっとにらんでいる。
あぁ、そういえばさっき『私案内したいですぅ』って言ってたな
どうしよ...
「ーーさ、ちさー千沙!!!」
「ふぇ!?ゆう呼んでた!?」
「もーさっきからずっと呼んでるし。
早く案内してあげなよ 凌輔くん待ってるし。」
「あー...うん。ごめん行こうか!」
「おう。よろしくな」
「いってらっしゃーい!」