入院日記 〜 2002 〜
緊急手術・・・
・・・
消化器外科に移る。
腹部の痛みは相変わらず。
手術の準備を始める。
男性の看護士から説明を受ける。
まず、ムダ毛の処理。
話には聞いた事がある。
この際、恥ずかしいとかの問題ではない。
シェーバーで見事に剃られる。
やがて家族が現れる。
ようやく気持ちが落ち着く。
・・・
19時30分。
ストレッチャーに乗せられる。
意外と幅が狭く窮屈。
エレベーターで階下へ。
よくドラマに出てくる場面。
家族に励まされ、手術室へ。
ストレッチャーから手術台に移される。
女性看護士が1人。
病院側にはよくある小さな手術。
初めての大きな体験。
不安と緊張が体に充満する。
手術台が緑色のシートに覆われている。
緑色は緊張をほぐすのだろうか。
程なく主治医が来る。
まだ若い30代の外科医。
背中を丸めるように指示。
背骨に麻酔注射。
最初は痛い。
やがて感覚が麻痺。
半身麻酔なので意識はある。
目の前にカーテンが張られる。
腹部の辺りで何かが始まる。
いよいよだな。
覚悟を決める
・・・