パシらされ探偵
『しかし、それが致命的な証拠になった。うちの高校で独り暮らし、寮暮らしをしているのは学年で数人。今の時代でも実家組なら新聞はいくらでも手に入る。』
『俺も最初は女性誌=撹乱だと思った。でもよくテレビで見たら結構古いものだった。もし撹乱だけが目的なら雑誌はどこかで買うか、拾うかすれば良い。・・・あれはお前の彼女がこの部屋に持ち込んで読んだものだろ?』
俺の頭の中の容疑者にリア充はこいつしかいなかった。


拓哉は小さく頷いた。
俺は拓哉に自首をすすめ帰宅した。
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