夢にむかって
私が夢をみた理由
あれは小学二年だった
先生「学芸会のお話しは、猫と鼠です。配役をきめまーす」

私「はぁ・・何でもいいから、楽な役ないかなぁ」

当時私、新垣里奈8歳は、何をやるのも面倒くさがりやで、いわゆる『なまかわ』がピッタリはまるほどだった
すると隣にいる親友の相川薫が話しかけて来た
薫「ねーねー里奈ちゃん。何の役にする?」
私「ん~何でもいいや。」
薫「相変わらずだなぁ~」

そんな会話をしていると窓から綺麗なチョウチョが飛んで来た。

私「可愛いなぁ」
と触れようとしたとたん

先生「まぁっ新垣さん。えらいわぁ。」

私「へ?」

先生「猫1は新垣さんに決まりました」

なにがなんだか分からない私。

なに?なに?

薫「里奈すごいじゃん~猫の役なんて~主役じゃん」

私「主役ーーー?」


楽にと願って居たのにも関わらず主役に決まってしまったのでした。

それからの私は、セリフを覚え、さらにダンスまで。

厳しい先生に泣いた事もあった。

学校を休もうとまでしたが、休むなんて許されず。練習は続いた。

数日後、やっとダンスが出来ると

先生「よくできたね~。すごいよ。」

と皆に拍手された

あまりに恥ずかしくて真っ赤になったのを覚えている。

なんだかんだで、学芸会当日

私は見事やりとげた

真っ暗な舞台にライトは私だけ。

そこで踊り、跳ねて、歌って。

そんな私を皆が見てる。

この時私の中で何かが動いたのだった。
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