夢はいつも輝いて
「言ってもいいのかな…」
まだ裕太は戸惑っている。
一体、何を話そうというのか…。
「…いいよ、早く…言って」
「……わかった。言うよ」
意を決した裕太がやっとその事について口を開いた。
「ここがどこか、知ってる?」
「…し、知らない…」
なんの事…。
確かに私は……
私が誰か
ここは何処か
今はいつなのか
知らない。
わからない。
でも…
そんな、暗い話なの…?
「実は君は……死んでいるんだ」