最初で最後の恋〜君と過ごした時間〜
「あ、あたし、他の人たとはだいぶ味覚が違うみたいで!!自覚はなかったんだけど、ハルに言われて最近気づいたの。おどろかせちゃってごめんね!」

りんごちゃんは申し訳なさそうな顔で笑う。

「大丈夫だよ!味の好みは人それぞれだし!」

僕は必死で、フォローした。

「そっ、か、ありがと!」

りんごちゃんは、にっこり笑顔を僕に向けた。

「あ、俺トイレ行ってくるわ。直哉も来るよな?」

「は?」

「来ーるーよーな?」

「あ、ハイ……。」

「あ、ごめん、ちょっと待ってて。」

「「?はーい。」」
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