最初で最後の恋〜君と過ごした時間〜
「どうしたんだよ、翔太、いきなりトイレなんて…僕まで来る必要ある?」

「なぁ、」

「なに?」

「りんごちゃんって可愛いよな…。」


「まぁ、ハルの友達だし、素直な…こ、個性的だし、顔も可愛いと思う。」

僕は自分の意見を言う。

「俺、さっきの笑顔にやられたわ。」

翔太は赤い顔を手で隠しながら呟いた。

「応援してくれるか?」

翔太は真剣な顔で僕の目をじっとみる。

「もちろん、友達だしね 。」

「お前も頑張れよ。」

「ぼっ僕はそんなんじゃ…。」

「見てたら分かるわ!バーカ。」

翔太は、僕の頭をぐりぐりと撫でた。
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