最初で最後の恋〜君と過ごした時間〜
僕はスマホで、LINEのIDし、ハルを登録した。

僕は、ハルの席を見た。
友達とのおしゃべりは終わったようで、ハルは本を読んでいた。…宇宙人の本では無かった。

僕は、ハルに近づく。

心臓がドキドキして緊張した。

「…ハル」

震える声で彼女の名を呼んだ。

「直哉…君?どうしたの?」

「電話番号…教えてくれてありがとう。……あのっ!」

「……?」

「放課後っ公園行かない?暇だったら……。嫌だったら断っても…。」

「行く。全然嫌じゃないよ!」

ハルはにこにこしている。
その笑顔に僕の耳は真っ赤になる。
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