ツンな私とデレな君。
「……嫌いじゃない……。」

「そっか。よかった。」
果音は微笑んだ。

私は、教室に入る。

「亜梨沙…?!その髪…。」
翔太の視線が痛い。

「あぁ…うん。果音にやられたの。…おかしい?」

「あの…全然おかしくない。普段の髪もいいけど、この髪も…すごく…いいよ。可愛い。」
翔太の耳が赤くなる。

「可愛くなんかっっ………う、あ、ありがと……。」

「亜梨沙?」

「う……あ……//」
顔が熱くなって、火がでそう。

可愛い……だって……。

「なんか、今日の亜梨沙、ご機嫌だね!」

翔太は周りにお花マークが出そうなほわほわの笑顔を浮かべる。

「は、腹立ってんのわかんないの?!///」

ぎゅーーーっ!私は翔太のほっぺたをつねった。


「痛ぁ!?」

「はぁ……照れ隠しがハードだよ……。」

そう言って果音は深くため息を付いた。
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