愛した*S*Friend
「サッカーの練習から帰って来た所」

創真クンは地元の社会人サッカーに
所属している。

地元の中学で練習してるらしく
『見に行きたい!』と頼んだら
「最近体力なくて顔が牛みたいになるから嫌だ!」と
アッサリ断られた。

『お疲れ様。疲れてるでしょ?
 もう寝る?』

本当はメールしたいけど
嫌われたくなくて
理解のある女を演じてみる。

そんな私を見透かしたように

「まだ~。柚美とメールする!」と

ご丁寧に語尾にハートマークまで付いた
返信が届いた。

そのメールで思わず自分の感情を
ぶちまけてしまいたい
衝動にかられたけれど

まだ出逢って日が浅い事が
引っかかって

やっぱり言えなかった。






< 35 / 87 >

この作品をシェア

pagetop