愛した*S*Friend
「虚しいだけじゃんか。
 
 同姓から言わせてもらえば
 
 キツイ言い方かもしんないけど
 
 ぶっちゃけ脈ないぞ?

 そのうち都合のいいように使われて
 
 必要なくなれば捨てられるだけだぞ?
 
 ‥そんなんでいいのかよ!」


『そうなった時は‥なった時だよ。
 

 でも彼は凄く寂しい人だから‥

 私が本気の恋愛を教えてあげたいんだ』


「良いように言われてるだけだって!

 そんな話鵜呑みにすんなよ!

 だから毎回痛い目見るんだろ!」


『創真クンはそんな人じゃない!』

啓太の気持ちは分かってる。

私の事を本気で心配してくれているから

こんな暖かい言葉をくれる。

真っ直ぐ叱ってくれる。


本当は反抗するべきじゃないのも

頭では分かってるんだけど

言葉が先に出てしまう。


『私の事は何とでも言ってくれていいから

 
 創真君を否定しないで‥』


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