愛した*S*Friend
〝ｺﾞﾛｺﾞﾛしてる。
久し振りだね。どうしたの？〟
送信完了の文字を確認すると同時に
着信履歴から李華を探し出すと
すぐ発信ボタンを押す。
ﾜﾝｺｰﾙ鳴ったところで
「～♪‥もしもーし？どーしたぁ？」
少しﾊｽｷｰな声が耳に届く。
『ちょ,ちょっと！どうしよ～！
創真君からメール来たよぉー‥』
「うそ！返信した？」
『うん！返信して今返事待ち。
やだもぉー‥怖いよぉ』
「大丈夫だって！もし何かあっら
起きてるから電話ちょうだい？
とりあえず返信見てみなきゃ
何がなんだか分からないじゃん！」
『それもそうだね‥
興奮してとりあず電話しちゃった。
ごめんね。又報告するから』
「はいよ。連絡待ってんね♪』
李華のﾊｽｷｰﾎﾞｲｽを聞いたおかげだろうか。
電話を切りやっと冷静になった。
予想もしていない事態に
未だ届かない創真君からの返信を
携帯とにらめっこしながら
ただただ 待つ―。
