EXCAS
「余裕なんて。まだEXCASより使用頻度はありますが、俺は生身で戦うんですよ?」
『漫画みたいだな。素手で機械をぶちのめす主人公』
『シャレになってません副隊長。手甲型の魔術兵装、こいつ持っているんですから』
「痛いんですよ、それでも。撃たれた時なんか、潰されないかって不安」
『それじゃあ浮かべている笑顔はなんだ?』
「ヴァイフェさん、夜更かしですか。幻覚が見えていますよ」
『言ってくれるぜ』
回線を通じて皆の笑い声が響く。この雰囲気が嫌いではなかった。
戦闘前、戦闘中問わずに口を開けば日常を演じられる、日常を観賞できる。群体であって群体でない独特な雰囲気は、確かにショウを繋ぎとめていた。
『お喋りはいいが、そろそろいつものポイントだ。チームも同じく、全機突入後会戦だ』
『「了解!」』
雰囲気が一変する。
演習であっても、下手をすれば命を落とすのだから。
『漫画みたいだな。素手で機械をぶちのめす主人公』
『シャレになってません副隊長。手甲型の魔術兵装、こいつ持っているんですから』
「痛いんですよ、それでも。撃たれた時なんか、潰されないかって不安」
『それじゃあ浮かべている笑顔はなんだ?』
「ヴァイフェさん、夜更かしですか。幻覚が見えていますよ」
『言ってくれるぜ』
回線を通じて皆の笑い声が響く。この雰囲気が嫌いではなかった。
戦闘前、戦闘中問わずに口を開けば日常を演じられる、日常を観賞できる。群体であって群体でない独特な雰囲気は、確かにショウを繋ぎとめていた。
『お喋りはいいが、そろそろいつものポイントだ。チームも同じく、全機突入後会戦だ』
『「了解!」』
雰囲気が一変する。
演習であっても、下手をすれば命を落とすのだから。