EXCAS
「なあ、レナはどこに行った。姿が、見えないんだけど」
「……そう言えば、そうだな。まさか、また……!?」
「大丈夫だよ。確か少し前に、シリウスの中に入って行ったから。
この場所だと見つかっちゃうし。外に出てはいけないよ」
「恐ろしい女だ。こういうのが、きっと魔女って呼ばれるんだな」
「あらあら。なんだったら呪いをかけてあげましょうか?
糸車に指を刺して眠っちゃうロマンチックな呪い」
「野郎にかけてどうするんだよ。話的に美しくない」
「それどころか、キスしてくれる人さえいないんじゃない?」
「余計なお世話じゃっ。……って、亮太?」
「ごめん。少し気になるから、行ってくる」
どうしても不安を消せず、シリウスに向かって走っていく。
その正体を知った時、きっと後悔するというのに。
「……そう言えば、そうだな。まさか、また……!?」
「大丈夫だよ。確か少し前に、シリウスの中に入って行ったから。
この場所だと見つかっちゃうし。外に出てはいけないよ」
「恐ろしい女だ。こういうのが、きっと魔女って呼ばれるんだな」
「あらあら。なんだったら呪いをかけてあげましょうか?
糸車に指を刺して眠っちゃうロマンチックな呪い」
「野郎にかけてどうするんだよ。話的に美しくない」
「それどころか、キスしてくれる人さえいないんじゃない?」
「余計なお世話じゃっ。……って、亮太?」
「ごめん。少し気になるから、行ってくる」
どうしても不安を消せず、シリウスに向かって走っていく。
その正体を知った時、きっと後悔するというのに。