EXCAS
星の煌めき
『……レナ!』
緑の機体が二機、天使の傍に行く。
実剣で絡みついた触指を、一本一本切り落とす。
『大丈夫か? 痛くなかったか?』
「こんな状態の、わたしが痛いなんて言うと思う?
機械の身体なんだから、痛くなんて」
『友達を心配してきたんだ。自虐されても困る。お礼の一つも言ってほしかったんだけど』
「……こんな、危険を冒してまで? 友達って、わたしをそう思ってくれて」
『馬鹿な事言うなよ。ショウを含めて、俺たち全員友達だ。わたしはそう思っていませんでした、なんて言ったら叩き落すぞ』
「そんなつもりじゃ……でも、ごめんなさい」
『あのさ。そんな事、言ってもらいたかったんじゃないんだけど』
「――有難う。わたしの、お友達。亮太君、ランサー君」
笑顔が三つ。遠く離れた艦にいる友人を含めれば、四つの笑顔。
天使と人間の再会。
この戦場に似つかわしくないが、なんて微笑ましい。
緑の機体が二機、天使の傍に行く。
実剣で絡みついた触指を、一本一本切り落とす。
『大丈夫か? 痛くなかったか?』
「こんな状態の、わたしが痛いなんて言うと思う?
機械の身体なんだから、痛くなんて」
『友達を心配してきたんだ。自虐されても困る。お礼の一つも言ってほしかったんだけど』
「……こんな、危険を冒してまで? 友達って、わたしをそう思ってくれて」
『馬鹿な事言うなよ。ショウを含めて、俺たち全員友達だ。わたしはそう思っていませんでした、なんて言ったら叩き落すぞ』
「そんなつもりじゃ……でも、ごめんなさい」
『あのさ。そんな事、言ってもらいたかったんじゃないんだけど』
「――有難う。わたしの、お友達。亮太君、ランサー君」
笑顔が三つ。遠く離れた艦にいる友人を含めれば、四つの笑顔。
天使と人間の再会。
この戦場に似つかわしくないが、なんて微笑ましい。