EXCAS
「さて、どうして彼女らがこんなところにいるんだろうな?」
「俺が来た時にはもう潰れていた。多分、ヴァイフェさんが飲ませたんじゃない?」
「隊長が立案者なんじゃないのか」
「飲み始めたのはあの人。許可はしただろうけど、みんなを探していたんじゃないか」
「そうか。少し、問い詰めなくちゃならないな」
「お手柔らかにね。お前の理詰めはノイローゼになるから」
「手加減はする。……相手の出方によるけれど」
亮太は合唱した。ああ、きっと助からないと。
アルコールも入っていたせいか、説教は延々と続いた。それはもう長く、筋道が通っているだけに反論も逃げようもなかった。
正座され小一時間、開放され再び酒に酔った。
よくここまで出来るものだと、ショウは同じように呷りながら呆れる。
馬鹿騒ぎはない、もう何本も空けたが静かに嗜んでいた。
相変わらず飲み潰れたのは女二人だけ。
ほろ酔い気分の亮太は、彼が説教を始めて数分でここから出て行ってしまった。
同年代の少女たちを置いて行く気にはなれず、折角だから最後まで付き合う気になった。
それは仕方がないという気持ち以外に、嗜むだけの静寂がいい肴だったからでもある。
「俺が来た時にはもう潰れていた。多分、ヴァイフェさんが飲ませたんじゃない?」
「隊長が立案者なんじゃないのか」
「飲み始めたのはあの人。許可はしただろうけど、みんなを探していたんじゃないか」
「そうか。少し、問い詰めなくちゃならないな」
「お手柔らかにね。お前の理詰めはノイローゼになるから」
「手加減はする。……相手の出方によるけれど」
亮太は合唱した。ああ、きっと助からないと。
アルコールも入っていたせいか、説教は延々と続いた。それはもう長く、筋道が通っているだけに反論も逃げようもなかった。
正座され小一時間、開放され再び酒に酔った。
よくここまで出来るものだと、ショウは同じように呷りながら呆れる。
馬鹿騒ぎはない、もう何本も空けたが静かに嗜んでいた。
相変わらず飲み潰れたのは女二人だけ。
ほろ酔い気分の亮太は、彼が説教を始めて数分でここから出て行ってしまった。
同年代の少女たちを置いて行く気にはなれず、折角だから最後まで付き合う気になった。
それは仕方がないという気持ち以外に、嗜むだけの静寂がいい肴だったからでもある。