あなたとひとつ屋根のした

☆一つ屋根の下☆ 晴人side

一緒に住む相手って加奈のことか。

まぁ何気に嬉しいけどさ。

面白いから、ずーっと笑って過ごせるってことだろ?

いいことじゃん。

でもな〜朝あいつ起きれないんだろ?

どーすんだよ?

俺が起こすのか?

でも、せっかく一緒に住むんだから、一緒に寝ちゃえば、起こしやすいよなー。

一緒に寝るの、加奈嫌がるかな?

俺は全然いいけどな〜きいてみよーっと。

「加奈ー」

「なに?」

え?怒ってんのか?

冷たいな。

「加奈、朝起きれる?」

「起きれん。」

怖っ!なに?

俺、なんかしたか?

「んじゃさ、俺と一緒に寝よ!」

「は?」

うん、キレられた。

「なに言っとんの?正気?」

「嫌?」

「嫌。」

「なら、起こしてあげなーい」

それでも、嫌って言われたら泣くぞ?俺。

「なら、一緒に寝る。」

おー!よかったー。

「よーしっ。んじゃ、俺がぎゅーっとしてやる!」

調子こいたわー。

「はーぃ、りょーかーぃ。」

え?テキトーに流されちゃった。
< 16 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop