あなたとひとつ屋根のした

☆最低だよな☆ 晴人side

家に帰ると加奈は夜ご飯の準備をしていた。


「あっ、おかえり♫今日は私がご飯つくるから、着替えてきたら?」


そんな笑顔で言わないでくれよ。


加奈との楽しい日々が今日で終わりだと思うと…


でも過去には戻れない。


またあいつと別れたらもう一度加奈とやり直せばいいさ。


「いただきまーす!」


おいしい。もしかしたら、加奈、1人で暮らすとか言ってでてったりしないかな?でも言わないと。


「加奈?別れよ。ていうより、別れて。もう加奈のこと好きじゃないや。」


加奈は手にもっていたスプーンを落とした。


「そっか、そぉだよね。うん。わ、わかった。ごちそうさま。ちょっと調子悪いから先に寝るね。おやすみ。」


あー。加奈ほんとごめん。


< 34 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop