マー君2(原作)
一樹は目を大きく見開いた。

そして、意思に反してゆっくりと後ろにいるそれを見てしまった。

「つ〜かまぇた、エッヘヘヘ」

目の前に血に濡れた白い仮面があった。

荒い息が仮面から聞こえる。

シュコー、シュコー。

一樹は視界が暗くなる気がした。

頭の中がぐらぐらする。

そして−−。
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