マー君2(原作)
<2>
「やめてくれええええ!」
一樹は大声と共に勢いよく起き上がった。
「やめてっく−−」
視界が開けて、自分の部屋が見えた。
気付けばベッドの上で上体を起こしていた。
「ハアッ、ハア」
乱れた息を整えるように大きく息を吸う。
ベッドの左手から眩しい日差しが差し込んでいる。
カーテンを閉め忘れていたようだ。
開いたままの窓から朝の冷気を含んだそよ風が部屋に入り込んでいる。
その風は一樹の汗ばんだ体を刺激し、現実の感覚を急激に取り戻させた。
「あれ、は−−」
一樹は震える両手を見下ろし、あの時見た光景を思い起こした。
確か螺旋階段を下りていた。そして、下に下りるにつれ・・・・・・。
ふと、枕元に置いてある携帯電話に目が行く。
携帯電話が青く点滅している。
どうやらメールが来ているようだ。
一樹は夢のことはとりあえず置いとき、現実のことを考えた。
「朝からメールって」
携帯を開き、新着メールを確かめる。
「誰からだよっと、ちょっやべ!」
メールの受信時間を見て、一気に目が覚めた。
もう学校の授業が始まっている時間だったのだ。
「やめてくれええええ!」
一樹は大声と共に勢いよく起き上がった。
「やめてっく−−」
視界が開けて、自分の部屋が見えた。
気付けばベッドの上で上体を起こしていた。
「ハアッ、ハア」
乱れた息を整えるように大きく息を吸う。
ベッドの左手から眩しい日差しが差し込んでいる。
カーテンを閉め忘れていたようだ。
開いたままの窓から朝の冷気を含んだそよ風が部屋に入り込んでいる。
その風は一樹の汗ばんだ体を刺激し、現実の感覚を急激に取り戻させた。
「あれ、は−−」
一樹は震える両手を見下ろし、あの時見た光景を思い起こした。
確か螺旋階段を下りていた。そして、下に下りるにつれ・・・・・・。
ふと、枕元に置いてある携帯電話に目が行く。
携帯電話が青く点滅している。
どうやらメールが来ているようだ。
一樹は夢のことはとりあえず置いとき、現実のことを考えた。
「朝からメールって」
携帯を開き、新着メールを確かめる。
「誰からだよっと、ちょっやべ!」
メールの受信時間を見て、一気に目が覚めた。
もう学校の授業が始まっている時間だったのだ。