きらいだったはずなのに!

 抱え込んだ膝におでこを押し付けて、今日一日のことを頭の中で思い返した。


 ……本当にいろいろありすぎて、頭がパンクしそうだ。


 そんな時は親友に相談するに限る。


 いそいそとポケットからスマホを取り出して画面を付けると、そこにはすでに一件のメッセージの通知があった。


「ミヤコちゃん……っ!」


 さすがは親友!


 すぐさまアプリを立ち上げると、『今日どうだった?』とたった一言だけどメッセージが届いていた。


 通知が届いたのはわずか3分前で、そのメッセージに返信せずに、ミヤコちゃんにすぐさま電話をかける。


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