ナツコイ
「ねぇ?リュウっ」
「ん?」
「いつも彼女とは、どんな話してるの?」
「えっ?話?うーん…そうだなぁ…」
リュウがいいかけた時、突然足が止まった。
「あっ…」
「どうしたの?」
「俺も少し気になるけど?おまえらがいつもどんな話してるのか…」
「えっ? “ おまえら ”?」
「ほらっ」
そう言ってリュウはユイの家の方を指差す。
その指先をユイも見ると、ユイの家の前にハルキが立っていた。
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