ナツコイ
short story
ユイとリュウが付き合い始めて、
二人は一緒に帰るようになり、いつも下駄箱前で待ち合わせをしていた。
お迎えが来ているマリカを見送ってユイも下駄箱に行くと、リュウがハルキと一緒に立っていた。
「リュウっ、ハルキくんっ」
「おぅ」
「じゃぁ俺行くわ、じゃぁな?リュウ、ユイ」
ユイとリュウはハルキに手を振る。
「じゃぁ、行くか?」
「うんっ」
そして二人は校舎を出ると、リュウがユイの手を取り、二人は手をつなぐ。