ナツコイ


そしてリュウはユイのいるコンビニへ入り、なぜかジャンプを立ち読みしてるユイの頭をグーで軽くどつく。



「おいっ、なにしてるんだよ?」



「ったぁー…何って…ジャンプ立ち読み?」



「男子かっ!ほら、行くぞっ」



リュウは勢いよくユイの手を取り、二人はコンビニを出る。



「あれ…サクラちゃんは?」



「もう…帰ったよ」



「そう…」



「おまえ、今度からあぁいうのなしな?」



「えっ?あぁいうの…?」



「俺とサクラに気使ってくれるのはいーけど、おまえ心の中じゃ不安に思ってそうだから…」



「……っ」



ユイはリュウの言葉にうつむいた。



…バレてた。




< 201 / 223 >

この作品をシェア

pagetop