ナツコイ


「綺麗な子だね?中学一緒だったの?」



「そうっ、中学から一緒」



「…そうなんだ?」



じゃぁ…付き合って長いのかな?



「ユイ~これ注文のお品、あの野球部の子達のテーブルに持ってってー」



「あっ…うん」



ユイは注文の品を持ってハルキ達のテーブルに向かう。



まぁー…瀬川も普通の男子高生だし、
彼女がいても、おかしくないよね…?



あれ…?



私、なんでこんな事考えて?



ユイは頭を左右に振り、ハルキ達の席へ。



「お待たせしましたっ」



「おー来たきたっ」



「腹減ったぁー」



ご飯に夢中になる部員達の中の、一番手前に座っていたハルキがユイを見る。



「ありがとうっ」



「ううん、どうぞ、ごゆっくり」




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