ナツコイ


ユイが立ち去った後、ハルキの元へサクラが来る。



「ハルキくんも来てたんだ?久しぶりっ」



「おぅっ」



少し離れた所から、ユイはそんな光景を見る。



「そっか?中学一緒なら園田くんとも知り合いかぁ…」



奥の方で、ノブに冷やかされてるリュウを見る。



「なんか…いいなぁーみんな、仲良くって…」



ユイは一人洗い場に入る。



店内からは、もう見えないユイの姿を探していたのは…ハルキだった。




そしてしばらくして、ハルキ達が 「ごちそうさん」と言って帰って行き、リュウの彼女のサクラも出口に向かった。



「リュウくん、次いつ休み?」



「明日だな?」



「ホント?じゃぁ…明日私の塾が終わったら会ってくれる?」



「おぅ、塾の前で待ってるよ」



「ありがとう~じゃぁ、また明日っ」



「おぅ、じゃぁな?」



そう言って手を振り合ってる2人を見るユイ。





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