ナツコイ


「……ごめん、やっぱりそれは行けないよ?」



「なんで?」



「なんでって…二人の邪魔できない」



「邪魔なんかじゃねーよ、一緒に行くだけだって」



「うん…でも、ごめん…」



「…そっか?ノブは?」



「まぁ〜俺も愛原が行かないなら、俺もお邪魔だしな?」



「なんだよーチェッ…」



リュウは少し拗ねる。



バカ…。



私たちより、二人で楽しく過ごしてよ。



そう思ってるのに、



胸がズキズキする…。



そして、休憩があけて三人は仕事に戻る。



夕方。



ハルキが一人で夏風にやってきた。



「いらっしゃいませー」



「おぅ」



「おーハルキ、今日は一人?」



「まぁー」



「そっか?とりあえず座れよ」



ノブがハルキを席に案内する。



「ご注文は?」



「クリームソーダ一つ」



「ははっ、顔に似合わず甘党っ」



「うるせーよ、あっ…ノブ」



「なに?」



「今って忙しい?」



「あ?いや…今日はわりとヒマだけど?」



「そっか?じゃぁ…愛原…いる?」





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