Love is True?or Lie?

みんなとバイバイして家路を歩く。



もう暗くて人影はなく、あるのは月の光だけ。


暗い夜道にヒールの音だけが響く。



今日はいるのかな。いないだろうな、きっと。

いつも会わないし来てるとすればあたしが学校に行ってる昼間。
別に会いたい、とももう思わないしね。


まぁ、これがあたしの当たり前の日常になってしまった。


普通の人は、おかしいと感じるのかな。

家族がいることがあたりまえで、

『おはよう』や『おやすみ』の挨拶をして

『いってらっしゃい』と送り出されて

『おかえり』と家で迎えてくれる。



そんなのあたしにはなかった。

きっとあたしは…からっぽな人間なんだ。

誰からも愛されない…。

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