理論と刀と恋の関係。
。₀:*゚✲゚*:₀。
沖田はんとお嬢はんが部屋を出るや否や、俺は副長に食って掛かった。
「…どういうことですか、副長」
なんで彼女を帰したんや。
まだなんにも聞いてなかったのに。
「~っ、なんでですか!」
アイツが怪しいっちゅーことぐらい、あんたが一番分かっとる筈やろ…?
ダンッ、拳を畳に落とす。
黒い着流しを身に纏い、切れ長の目をしたこの人は、一切動じることなくそんな俺を見つめていた。
ますます苛々が募る。
(くっそ、なんでなん!?
あいつが裏切らんっちゅう確証は何処にも無いやんか。
未来から来たとかも、正直胡散臭すぎる。
その理由以外では、あいつの持ってるモンや何かを説明する事ができんかったから、今はそう思っとるだけや。
いつかアイツが、俺らに厄介事を持ち込むかもしれんのに…)
俺の頭の中で色んな想いが渦巻いていた。
ぐるぐる、ぐらぐら。
「…山崎」
それなのに。
目の前の男の眼は、ブレない。
「俺だって、信用してる訳じゃねぇ」
ぎらり、という言葉が相応しいくらい、
「…けどな」
鋭くて、
「信じてやりたいとは、思ってる」
______________眩しいんや。
沖田はんとお嬢はんが部屋を出るや否や、俺は副長に食って掛かった。
「…どういうことですか、副長」
なんで彼女を帰したんや。
まだなんにも聞いてなかったのに。
「~っ、なんでですか!」
アイツが怪しいっちゅーことぐらい、あんたが一番分かっとる筈やろ…?
ダンッ、拳を畳に落とす。
黒い着流しを身に纏い、切れ長の目をしたこの人は、一切動じることなくそんな俺を見つめていた。
ますます苛々が募る。
(くっそ、なんでなん!?
あいつが裏切らんっちゅう確証は何処にも無いやんか。
未来から来たとかも、正直胡散臭すぎる。
その理由以外では、あいつの持ってるモンや何かを説明する事ができんかったから、今はそう思っとるだけや。
いつかアイツが、俺らに厄介事を持ち込むかもしれんのに…)
俺の頭の中で色んな想いが渦巻いていた。
ぐるぐる、ぐらぐら。
「…山崎」
それなのに。
目の前の男の眼は、ブレない。
「俺だって、信用してる訳じゃねぇ」
ぎらり、という言葉が相応しいくらい、
「…けどな」
鋭くて、
「信じてやりたいとは、思ってる」
______________眩しいんや。