理論と刀と恋の関係。
しばらくして、着替え終わった私。



腰辺りまである長い髪はポニーテールにして、道場へ戻る。



「…着替えてきました」



道場の壁にもたれていた沖田さんに声をかけると、彼はゆっくりと顔を上げて言った。



「では…“逝き” ましょうか」



………。



「…は、い」



なんか悪寒がするような…気の所為、かな?



まあ…いいや。



とにかく、私は今日から10日で剣を使えるようにならなきゃいけないんだから_____!!



頬を軽く叩いて気合を入れる。



「よろしくお願いします!」



そして、道場に足を踏み入れた。
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