太陽のあいつ《完結》

彼女の愛と彼の視線

昼休みのチャイムが鳴ると、
サオリが教室に入ってきた。


俺とサオリは毎日、
一緒に弁当を食べている。



「ケイタ~
今日は天気良いから、
中庭に行こうよ~」



サオリの甘い声が
教室に響く。


サオリは男子から
人気はあるが、
女子からは妬まれているため
「また着てるよ~」と
冷ややかな視線が向けられる。


やっぱり可愛い奴は
同性から妬まれやすいのだろう。

ホントは性格も良いんだけど。
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