太陽のあいつ《完結》

好きだ

日差しが照りつける水面が
今日もキラキラを輝いている。


熱くなったコンクリートの上で
軽く準備体操をしている
俺たちのところに、
顧問の末永がアツシを連れてやってきた。



「え?!
アツシ、水泳部に入ったの?!」



となりにいるナオキが俺の肩を叩きながら、呟いた。



「あぁ…
そうみたいだな…」



俺はアツシから
目が離せなかった。


アツシのカラダは
腹筋が六つに割れ、
胸板も厚く、
太く逞しい腕をしている。


そして、
そんなカラダに似合う水色の競パン。


胸の鼓動が物凄い勢いで早くなり、
また息を呑んだ。
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