太陽のあいつ《完結》
―コンコン



ドアがノックされる音に
カラダがビクッとする。


体勢を起こし、
「はい…」と声を上げた。



「ケイタ~、ご飯だって~」



ドアが開き、
姉ちゃんが顔を覗かせた。



「あ…うん。今、行く…」



ぎこちない声で
返事をする俺の顔を
じっと見ている姉ちゃん。



勘の良い姉ちゃんに
心を覗かれそうで、
俺は変に反抗的な態度を取ってしまう。
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