太陽のあいつ《完結》
あれからアツシとは
一切話をしていない。


声をかけることも、
かけられることもなかった。


でも
俺はいつも目で追っている。


アツシがクラスの奴からメアドを聞かれているとき、
苦しいぐらい嫉妬した。


俺でさえ
まだ連絡先を知らないのに…って。


体育の授業で
バスケをやったとき、
シュートを決めたアツシが…カッコ良かった。


俺より少し背の高いアツシのカラダを見ていると、
ドキドキしてしまう。


やっぱ…
俺、ヤバいな…。
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