太陽のあいつ《完結》
ナオキはケータイの裏に貼っているプリクラをサオリに見せた。


こないだのデートで撮ったプリクラは、
既にクラス中の奴らに自慢している。


サオリにも見せたくて仕方なかったのだろう。



「へぇ~!!
可愛い!!ギャルだね~。
でもどっかで見たことある…
え?モデルとかやってる??」


「そう!
気付いちゃった!?
ミキは読モなんだ~」



自慢げに話すナオキにサオリは身を乗り出して、
話を聞いていた。



ミキは確かに可愛い。


スーパー読モで女の子たちのカリスマと言われている。


そんなミキがナオキと付き合うなんて…
ちょっと意外だな。
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