太陽のあいつ《完結》
「それにしても、すっきりした!!」


大きく背伸びをしながら、
歩き出したアツシが声を上げた。



「……俺もすっきりした」


自転車を押しながら、
俺も呟く。



「じゃ…
 付き合うか??」


「え…?」



アツシの問いに
言葉を詰まらせる。


俺たちは顔を見合ったまま、沈黙が続いた。




付き合うって
どういうこと??


男同士で
付き合うって…??


頭の中が混乱し、
言葉にならなかった。
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