太陽のあいつ《完結》
「とくかく、
今日はダメだよ」



そう言いながら、
ナオキの肩をポンと叩き、
俺は再びプールへ飛び込んだ。


プールから顔を出すと、
不服そうにこっちを見ているナオキがいた。

そして、その後ろで、
フェンス越しに咲くひまわりが
俺たちを見て
笑っているように揺れていた。
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