太陽のあいつ《完結》
力が抜け、
スルスルと海面に沈んで行く
俺は
誰かに抱えられた。



「ケイタ!!
しっかりしろ!!」


怒鳴り声が耳に届く。


でも
とても懐かしいような、
愛しい声。



え…?
誰?



薄っすらと目を開けすると、
太陽の日差しに輝く
アツシの顔があった。


キラキラした光は
神様でも着たかのように思える。
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