太陽のあいつ《完結》
「どうしました!?」



人だかりを避けて、
数人のライフセーバーがやってきた。


サオリの状態を見て、
急いで救急車を呼ぶ。


アツシに背中を擦られながら、
ゲホゲホと海水を吐くサオリに
俺は何も出来なかった。


しかも…
アツシとサオリが唇を重ねた様子が
頭から離れず、
胸が締め付けられる。


救急車が到着し、
運ばれるサオリと共に
俺とアツシも乗り込んだ。
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