太陽のあいつ《完結》
「……アツシ」



じゃあな…と言おうとした
アツシを遮るように
声をかけた。



「どうした??」


「今日、
アツシの家に泊まって良い?」


「あぁ…
別に良いけど…、
疲れてないか??
今日は色んなことあったし」


「うん、俺は大丈夫。
何だかもっと一緒に居たくて…」



数人の人が
行き交う小さな駅で、
アツシは俺の顔を見ながら
小さく笑い、「良いよ」と言ってくれた。
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